ついに大阪・関西万博の開幕まで40日を切りました。
どんなパビリオンやイベントがあるのか楽しみですが、個人的に気になっているのが「くら寿司が万博に出店」のニュース。
たしかに回転ずしは日本を代表する食文化だよね~と思っていたら、なんと万博に参加予定の国と地域を代表する料理を再現して販売するとのこと。マジか。
しかも、
「特別商品は全国のくら寿司で2025年2月7日より販売を行います。
68種類あるメニューのうち、1店舗につき1商品をご提供いたします。」
というではないか。
これは行くしかないということで、万博開幕を前に関東で食べられる32商品をすべて食べてきました。
【目次】
- 初日
- 2日目
- 5店舗目……エンサラダデフェリア(パナマ共和国)/十条店
- 6店舗目……アルファフォーレス(ウルグアイ東方共和国)/赤羽駅東口店
- 7店舗目……コーヒータルト(エチオピア連邦民主共和国)/川口青木店
- 8店舗目……タリアータ(イタリア共和国)/川口小谷場店
- 9店舗目……チキンアドボ(フィリピン共和国)/東川口店
- 10店舗目……マラビ(イスラエル国)/越谷レイクタウン店
- 11店舗目……マケロ(カメルーン共和国)/草加店
- 12店舗目……パパロティ(アラブ首長国連邦)/足立栗原店
- 13店舗目……ケケ(トンガ王国)/松戸二十世紀が丘店
- 14店舗目……サンデーロースト(英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国))/押上(スカイツリー前)駅前1F店
- 15店舗目……チキンムアンバ(アンゴラ共和国)/押上(スカイツリー前)駅前2F店
- 3日目
- 4日目
- 5日目
- まとめ
初日
1店舗目……マラコフ(スイス連邦)/銀座店
まずやってきたのは銀座。19時前なので人通りも多い。
高級店が立ち並ぶイメージの街だが、くら寿司はどこにあるのか。
くら寿司が入っているビルに到着。ほかのテナントは、OKストア、ユニクロ、GU、ダイソー、というお得感あふれるメンツが揃っている。
家の近所にあるみたいなラインナップすぎて、もしジオゲッサーでこの画像が出ても銀座とは答えられない気がする。
この日は万博メニューの販売開始当日だが、金曜日ということもあり、店の前は大混雑だった。
提灯があったり、壁に「横綱」「大関」と大きくかかれていたり、知っている店舗とは雰囲気が異なるが、銀座店は東京に4店舗+大阪に2店舗ある「グローバル旗艦店」らしい。横綱が熟成まぐろなのは、まったくもって同意できる。
受付には103分待ちと表示されていて覚悟をしたが、それもつかの間、30秒後に呼ばれて拍子抜けした。ちょうどカウンターが空いたらしい。
万博メニューを食べる前にまずは、旗艦店限定の「レッドドラゴンロール」を食べる。海苔のかわりにマグロが巻いてあるアメリカン寿司だ。
ちなみにこの記事は32店舗すべて巡ると最短で32品食べるとミッションが完了する計算だが、さすがに1皿だけ食べて帰るのは申し訳ないので、2~3皿は必ず食べてさっと退店することを心掛けたい。
さて、この店舗で食べられるマラコフはスイスの料理である。
カマンベールチーズを揚げたものに彩りにパプリカが載っている。チーズの味が濃くておいしい。
ただし、レッドドラゴンロールとマラコフを連続で食べたせいで、寿司食った感は皆無だ。お客さんもインバウンドの旅行客と思われる人がめちゃくちゃに多く、最初に行く店舗にしては多少イレギュラーなのは否めない。観光地として外国から来た友達を誘っていくのにはちょうどいいのかも。
サイネージでミャクミャクと出会う。「くるぞ、万博。」のキャッチコピーが突き刺さる。おれにとっては今まさに始まったところだ。
くるぞ、万博。くるぞ、週に32回くら寿司に行く生活。
2店舗目……コーヒーゼリー(ケニア共和国)/アトレ大森店
勢いそのまま有楽町駅から電車で15分ほどで大森駅へ到着。あの大森貝塚で有名な大森である。
駅には堂々と「日本考古学発祥の地」の銅像があった。土器の銅像、土が金属になってパワーアップしてるのが、なんかいい。
次に目指すアトレ大森店は大森駅の駅ビルに入っている。
受付では約50分待ちとの表示があり、しばし待機モード。さっきの銀座店でスイス料理が出たのは何か関連があるのかを調べてみる。
今回用意された68種類のメニューは、1店舗につき1商品が食べられるが、1商品につき提供されている店舗は複数ある。例えばマラコフなら他にも五所川原店(青森県)や奥州水沢店(岩手県)など計8店舗で食べられるのだが、この振り分けはランダムではなくて何か意図があったりするのだろうか探ってみよう、という魂胆である。
ざっと調べたところ、カレーの名店「銀座スイス」がカツカレー発祥の店ということがわかった。うーん関連性はあるのかもしれない。
そうこうしているうちに30分くらいで案内された。
予約できるシステムもあるが、待ち時間が1時間を超えるようなら予約を活用することも考えよう。
さて、まずはかつおのたたきを食べる。関係ない料理ですが。
映画には話の主題に関係ない登場人物は出してはいけないというルールがあるらしいが、この記事には関係ない料理も出ます。人生なので。
ただ、全部載せるのはうっとおしいので万博メニュー以外に食べたものは以降、特筆することがなければ省略することにしたい。
万博メニューは2店舗目にしてデザート。コーヒーゼリーである。
思ったよりもコーヒーの味が強めで、クリームも甘めだった。
日本向けの味付けにするともっと優しいものになりそうだが、ギリギリまで再現を狙った本格派だったりするのだろうか。ケニアでコーヒーゼリーを食べたことがないのが悔やまれる。
ちなみにケニアにあるナイロビ国際空港は貨物取り扱い量がアフリカで一番らしい。アトレ大森のある大田区には羽田空港があるので、関連性がある……というのは厳しいか。
カウンターの隣では、注文した商品がなぜか倍来てしまうとかでずっと揉めていた。
1皿頼んだら2皿、2皿頼んだら4皿来てしまうらしい。ビスケットが増える童謡の世界観だ。
3店舗目……ポンデケージョ(ブラジル連邦共和国)/品川駅前店
大森駅から電車で2駅、品川駅に到着。
実は間の大井町駅にもくら寿司はあるのだが、戦略的にスキップした。
クリームの甘さの余韻がずっと残っていて、距離が近い店舗が続くと後々しんどいように思われる。
品川駅前店の周りは都会のエアスポットのごとく人がいなかった。昼はオフィスで働く人で賑わっているのだろうか。客も同じビルの上の階で働いているだろう人ばかりであった。
うどんを食べる。
あったかいのがうれしい。こういうのが一番いいんですよ。
品川駅前店の万博メニューはブラジルのパン、ポンデケージョである。
品川区には在東京ブラジル連邦共和国総領事館があるらしいので、ゆかりがあるといえなくもない。
ただ、うどんを食べてしまったせいで期せずして粉物でかぶってしまった。
もっちりした食感のチーズパンで、なんか食べたことあると思っていたが、これはポンデリングだ。調べてみると、たしかにポンデケージョはミスタードーナツのポンデリングのモデルになった料理で、もちもち感はタピオカのでんぷんを使っているらしい。勉強になります。
とはいえ、うどんにパン2個は明らかに食べ過ぎだ。ちょっと戦略を考えたほうがいい。
さて、次に向かったのは原宿。
エスカレーターには「4Fクレープ販売中」の文字が見える。
原宿だからクレープ、安易な気もするがクレープ食べる人多いんだろうな。
店に入ったのは21時43分。まだまだ営業時間はあったが、受付機には「本日の受付終了」との文字が。
がっかりな反面、おなかがいっぱいになってきたのでほっとしている自分もいる。
これは後日、出直すことにしよう。
4店舗目……カルネアサード(ホンジュラス共和国)/中目黒駅前店
原宿を後にし、向かったのは中目黒。駅前にあるのでまだまだはしごすることは可能なのだ。
のぼりには「深夜24時まで営業」の文字が。あまり気にしたことがなかったが、この時間までやってる店舗もあるとは。くら寿司、恐るべし。
店に入ると待たずにすぐ案内される。
「好評につき一部商品が完売」とあったのでドキドキしながらタッチパネルで探すと、まだあった……!売り切れや食べられる量、移動距離なども加味して進めていくのが、なんだかRPGっぽい。
さて、中目黒駅前店で食べられるのはホンジュラスのカルネアサードである。
ローストビーフの上にトマトたまねぎアボカドが載っている。マリネっぽくてさっぱりしていい。
満腹で終電も近いので今日はこれで終了。まだまだ道のりは長い。
ここまで巡った店舗数……4/32店舗
2日目
5店舗目……エンサラダデフェリア(パナマ共和国)/十条店
翌日。十条駅にやってきました。「JUJO」って書くとなんだか可愛いですね。
くら寿司は11時開店の店舗が多いのだが、それに合わせて11時ちょうどに開店と同時に即入店。下にある山形ラーメンの「中華そば金ちゃん」にも心惹かれるが、ぐっとこらえ先に進む。
エンサラダデフェリアはビーツの入ったポテトサラダである。見慣れない赤さだが、これはビーツの色らしい。甘めの味付けで、コーンとグリンピースが入っていて子どもが好きなタイプのサラダかもしれない。
十条駅前はちょうど再開発のさなからしく、交番の赤ちゃんがいた。
6店舗目……アルファフォーレス(ウルグアイ東方共和国)/赤羽駅東口店
続いては隣駅の赤羽へ。
これまでは整理券を発券し、その番号で呼ばれたら案内票を発券し座る席を確認するという2段構えだったが、初めて整理券を取らずに入店できた。
ウルグアイの料理・アルファフォーレスはジャムを挟んでココナッツをかけた、しっとりしたクッキーだ。
お茶うけにこれが出てきたらテンション上がる感じの味。金属の丸い缶に入っているようなイメージをしてもらったら伝わるだろうか。
この日も寒かったのでアラ汁を飲んで温まる。アルファフォーレスとの食べ合わせは最悪だが、うまい。
店内にはエルガーの威風堂々がエンドレスループで流れてる。滑り出しはかなり順調だ。あとは食事のバランスを意識して次は野菜を食べようか。
7店舗目……コーヒータルト(エチオピア連邦民主共和国)/川口青木店
川口青木店は幹線道路のそばにあるタイプの店舗だ。ここも待ち無しで入れたが、駐車場は割と車はいっぱいだったので、土日は比較的ひとり客がいないのかもしれない。
エチオピアからはコーヒータルトがエントリー。クリーム部分は2層になっていて、上のコーヒークリームは強めだったが、下にはカスタードっぽいクリームがあるので、ちょうどいい感じになっていた。
余談だが、くら寿司にはレギュラーメニューでプリンタルトというものがあって、このクリームがないバージョンにとてもそっくりなのだが、まぁ細かいことはいいだろう。
メニューのタッチパネルには限定メニューが載っている「大阪・関西万博商品」のページ以外にも「物販」のページがあって万博コラボグッズが販売されている。せっかくなので注文してみると、しばらくしてレーンからラバキーが流れてきた。
器から取り出すとなぜか2個ある。
これはもしや、と思い店の人に確認したら、間違って倍来ていただけだった。
昨日は傍観していただけだったが、まさか自分の身にも降りかかるとは。
川口には交番の成体もあった。十条の交番もゆくゆくはこんな感じになるのだろうか。
8店舗目……タリアータ(イタリア共和国)/川口小谷場店
南浦和駅から川口小谷場店までは徒歩で20分。
とにかく風が強かった。どれだけ強いかというと、横を歩くおじさんのかけていた眼鏡が地面に落ちて、引きずられながらこっちに飛んできた。そんなことあるのか。
川口小谷場店には13時頃到着。
昼時にも関わらず、またしてもカウンターは待ち無し。土日の方が混むと思っていたが、そうでもないのだろうか。
川口小谷場店で食べられるのはイタリアのタリアータ。
ローストビーフにバルサミコソースと粉チーズが掛かっている。味は見たまんまではあるが、もっと食べたいし、できればワインを飲みたい。気を抜いたら優雅に時間を浪費してしまいそうである。まだまだ序盤なのでどんどん行こう。
9店舗目……チキンアドボ(フィリピン共和国)/東川口店
ここまでだいぶ順調に進んでいるので、スケジュールを組み替えても良さそうだ。
チキンアドボは葛飾金町店でとるつもりだったが、次に行く予定だった越谷レイクタウンはどうせ昼時で混んでるだろうし、先に東川口で取ろう作戦でいこうと思う。
同じ料理を提供する店舗が複数あるおかげで可能性のあるルートをいくつか想定しておいて、当日に組み替えることができるのがこのチャレンジのいいところである。32店舗巡る予定がある人は覚えておいてほしい。
カウンターは24分待ちで久しぶりに整理券をもらったが、5秒で呼ばれた。
目安が目安すぎるな。待つ側としては大変ありがたい。
フィリピンのチキンアドボ。上に載っている葉っぱはローリエだろうか。味はとにかく肉が柔らかくて、そして味が濃い。酢と醤油で煮込んでいるそうだが、これは米が欲しくなる。
願わくば丼にして食べたいメニューである。
パインがあったので頼む。フィリピンといえばバナナかパインと相場が決まっているからこれは食べられて嬉しかった。冷凍のフルーツは店によってあったりなかったりするが、チキンアドボの濃い味のあとにはちょうどいい。
10店舗目……マラビ(イスラエル国)/越谷レイクタウン店
レイクタウンに来ました。
薄々そうだろうと予想はしていたが、実際はそれ以上にめちゃくちゃに人がいる。
バスケのパブリックビューイングについ目を取られる。Googleマップの導く経路を歩いていたら、気づいたらセーターを買っていた。さすが日本一大きいショッピングモールだ。誘惑が多すぎる。
越谷レイクタウン店はレイクタウンの外にあった。わざわざレイクタウンの中を通過してこなくとも行けたのか。と、思っていたらレイクタウンは街の名前らしい。ショッピングモールは「イオンレイクタウン」だ。そりゃそうか、タウンなんだから。
レイクタウンで食べられるのはイスラエルのマラビ。硬めのミルクプリンにココナッツがかかったデザートだが、全体的に不思議な味だ。ココナッツの圧の強さも感じるが、よくわからないのが赤いトッピングで、おそらくバラの砂糖漬けなのだろうか。
ここまで食べたことも聞いたこともない料理が続いてきたが、その中でもマラビは群を抜いて面白いと感じた。本場のものはローズウォーターでソースを作るようなので、ぜひそちらも食べてみたい。
11店舗目……マケロ(カメルーン共和国)/草加店
次の草加店の最寄りの新田駅に着いたのだが、まずはこれを見てほしい。
なぜか新田駅の目の前は昭和スタイルの駐輪場がずらりと立ち並んでいて、それはそれは壮観だった。それにしても平屋でこの量は多すぎないか。
逆サイドの東口にはロータリーもあるが、西口には大量の駐輪場しかない。謎である。
草加店は駅から歩いて14分。埼玉ゾーンに入って歩きが増えたのが地味に効いてくる。
店には待たずに入れたが、カウンターの横に皿を積み上げているおじさんがいて若干緊張が走る。くら寿司は5枚皿を投入することで1回抽選(ビッくらポン!)を回せるが、最後にまとめて回そうという魂胆のようだ。
草加店のメニューはカメルーンのマケロ。焼き鯖にきゅうりとたまねぎが載っていて、つまみにちょうどいい。糸唐辛子が辛めなのがアクセントになっていて、酒を飲みたくなる。
さて横のおじさんだが、デザートも食べ終わりついに皿投入タイムに入っていた。おそらく全部で25皿、つまり5回ルーレットが回せる計算になるのだが、無念にも全部外れていた。悲しい。
ここで帰るのかと思われたおじさんだが、ふたたび寿司を食べ始めた。嘘だろ。
気になっていたあんこうの天ぷらも頼む。
個人的にはこうした寿司チェーンへ寿司を食べに行くよりも天ぷらを食べに行くことが多いのだが、注文して揚げたての天ぷらが食べられるって素晴らしいことだと思う。
ということで店を出ようとしたとき、プラスアルファの旅へと立っていたおじさんはというとちょうど30皿目を食べてた。おじさんの未来に幸あれ。
12店舗目……パパロティ(アラブ首長国連邦)/足立栗原店
次に向かったのは足立栗原店。近くにある草加谷塚店は戦略上パスしたい。こうした判断がのちのち重要になってくるはずだ。
ところで何店舗かめぐっているとくら寿司の建物と看板にはバリエーションがあることがわかる。「くら」と大きく2文字書かれているのが、佐藤可士和氏が手掛けて2020年に導入された新ロゴらしい。いつのまにか「寿司」が追いやられていたとは。
どんどんくら寿司への解像度が上がっていく。
アラブ首長国連邦のパパロティはまるででっかいメロンパンだ。上にはコーヒーソースがかかっている。アフリカ大陸といえばやはりコーヒーなのか、くら寿司の担当者がコーヒーを便利使いしているのか、あるいはその両方なのかは分からない。
ただ一つ言えるのは寿司屋でメロンパンを食べられるのは、これを逃したらもう一生ないだろうということ。それだけである。
13店舗目……ケケ(トンガ王国)/松戸二十世紀が丘店
足立区から千葉県の市川市にある北国分駅まで移動したところ、あたりはすっかり真っ暗に。次に向かう「松戸二十世紀が丘店」はまずはその名前が気になる。
どのへんが二十世紀なんだろうか。
道中には明らかに元ユニクロの西松屋。二十世紀を感じる……!!
早すぎるフラグ回収だったぜ。
そうこうしているうちに松戸二十世紀が丘店に到着。二十世紀が丘という地名はこのあたりで二十世紀梨が発見されたことに由来するらしい。(しかも見つけた場所は二十世紀が丘梨元町という名前になっていた。梨に全ベッドしている。)
そもそも何が二十世紀なのか、松戸市観光協会のHPの説明をざっくり紹介すると、1888年に偶然発見された二十世紀梨は10年後の1898年に果実が実り、その果実がおいしかったことから間もなく訪れる20世紀に、これ以上の梨が現れることはないだろうという意味で「二十世紀」という名前がつけられたらしい。
現代のオタクが言う「千年に一度のアイドル」みたいなのものがすでにこの時代にあったとは。まだ20世紀が始まっていないのに二十世紀梨を名乗るのは自信が過ぎる。
まぁ、恋愛レボリューション21だって20世紀の曲だし、こういうのは始まる直前が一番盛り上がるものかもしれないが。
本題に戻ろう。
ケケはドーナツにココナッツをかけたおなじみのパターン。
揚げたてなのがうれしい。天ぷらの時にも同じことを思ったが、専門店でもないのに揚げたてのドーナツを食べられるのは、大変にありがたい話である。
14店舗目……サンデーロースト(英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国))/押上(スカイツリー前)駅前1F店
ふたたび東京に戻ってきて、スカイツリーに来ました。
押上(スカイツリー前)駅前の店舗は1Fと2Fに分かれていて、それぞれ別のメニューが食べられるというので、これは2連続で行くしかない。
まずは1Fから。
押上(スカイツリー前)駅前1F店はイギリスのサンデーロースト。ローストビーフ、ジャガイモ、ミックスベジタブルがワンプレートになっている。
イギリスでは日曜日の昼食の定番だというが、日本でいう、おにぎり・卵焼き・ウインナーの3点セットみたいな感じだろうか。
15店舗目……チキンムアンバ(アンゴラ共和国)/押上(スカイツリー前)駅前2F店
そして、すぐさま2Fに移動する。
いつものようにタッチパネルから注文しようとすると、チキンムアンバが見当たらない。通常、万博メニューが載ってある大阪・関西万博商品のページが物販メニューと同じになっているのだ。
これはまずいぞ。先に2Fに来ていればよかった。
全店舗を問題なく回れることはないよなと、諦めてマグロを食べていたら、目の前のレーン上をすーっと通り抜けていった。
果たしてもう一周流れて来るのか。
来ました。
流れてきたチキンムアンバはまさかの寿司になっていたが、味はうまい。
食べられたので細かいことは気にしないようにしよう。ただ、シャリはないほうがいいような気がする。
現在時刻は20時過ぎ。もう何店舗か回れる時間はあるが、腹がいっぱいなので帰宅するとしよう。こういうのは無理すると一気に見てられなくなりますからね。
ここまで巡った店舗数……15/32店舗
3日目
16店舗目……鴨のロースト トリュフソース(ハンガリー)/池袋サンシャイン60通り店
3日目は池袋からスタート。
これには理由があって、くら寿司はなぜか池袋に3店舗もあり、しかも次に行く池袋サンシャイン60通り店の開店時刻が土日は10時20分からで他の店よりやや早いと来ている。
くら寿司を効率的にはしごするには池袋スタートは鉄板の戦略になるだろう。
サンシャイン60通り店はビルの6階にあった。
このビル、パチンコ・ゲームセンター・カラオケ・ネットカフェ・居酒屋等々、いろいろな欲望が詰まっててとてもよい。
ハンガリーの料理は鴨のロースト トリュフソース。
鴨肉はしっとりめで、クラッカーがついているのが地味にうれしい。
さっと食べて次の店舗に向かう。
17店舗目……アジデジ(トーゴ)/池袋東口店
池袋サンシャイン60通り店と池袋東口店はかなり近い距離にあって、歩いて10分もかからなかった。さすがに押上には負けるが、その次くらいで近いんじゃなかろうか。
テナントはヤマノミュージックサロンとリアル脱出ゲームの店舗が入っていて、さっきの店と比べて急に優雅になった。
校風の違う学校に転校してしまったような肩身の狭さをなんだか感じる。
トーゴ料理のアジデジはチキンにピーナッツソースをかけた料理だ。
肉にピーナッツソースの組み合わせは初めて食べるが、とてもよく合う。付け合わせのナスとししとうも合わせてワンプレート料理のような豪華さを感じる。
18店舗目……ピカンテデポジョ(ボリビア多民族国)/池袋駅西口店
さて次は11時開店の池袋西口店に向かう。
この記事は万博で食べられる商品の紹介だけでなくて、店舗がある街の紹介もしているつもりなので、印象的な出来事があったら都度メモしていたのだが、池袋西口のところには「爆速のおばあちゃん」とだけ書いてあった。
なかなか文字だと伝わりにくいと思うが、説明をすると、駅の東西連絡通路を歩いてたら、ありえない速さのおばあさんに思いっきり追い越されたということである。
これだけのことなのだが、それにしても思わずメモしてしまうほどの速さだった。
ちょっと考えなくてはいけないのが、これが伝わりにくい現象なだけなのか、丁寧に「観察」をしようとし過ぎて自分の感性がバグってしまっているのか、後者の可能性もあるということだ。
気を付けたい。
この角度から見ると「くらくらくらくら」になっている。
何の変哲もないチキンに見えるが、赤いソースがめちゃくちゃ辛い。コーンと見たことあるイモがいてくれることに安心感を覚える。
さて、万博メニュー以外にも随時寿司などを食べてるわけだが、このあたりで手持ちのよく食べるメニューを使い切ってしまったので、普段なら頼まないものゾーンに入ってきた。
これはたしか「活〆パンガシウス」
東南アジアにいるナマズのような魚らしいが、思えば寿司ネタも世界のいろんな場所から来ているんだなということに気づかされる。
と、このあたりで優等生っぽいコメントも抜け目なく入れておこう。
19店舗目……パパクリオージャ オガオソース(コロンビア共和国)/中野駅南口店
中野にやってきました。
とっくの昔に取り壊されたと思っていた中野サンプラザがまだあることにびっくりしたが、色々あって再開発が遅れてるらしい。
さて、中野駅南口店のメニューはというと。
あれ、さっき見たぞ。
コロンビアのパパクリオージャ オガオソースはじゃがいもにトマトソースが載っているメニューだ。
素人からすると、さっきのじゃがいもが4倍になって再び現れただけのように見えるが、決して手抜きというわけではなく、コロンビアの伝統的な調味料であるオガオソースは大使館のシェフに教えてもらった というし、なんといってもじゃがいもはコロンビア産とのこと。
ただ、食べているときはそんなことは知らないので、じゃがいもが続いたことに若干テンションが下がってしまっていた。自分が回った順番が悪いのもあるが、これはきちんと反省をしたい。
そろそろ寿司を食べるのにも飽きてきたので、食後に中野ブロードウェイを散策していたら、ついうっかり1970年の大阪万博の記念100円硬貨を買ってしまった。
明らかに集中力が切れてきている。
20店舗目……セビーチェ(ペルー共和国)/落合南長崎店
落合南長崎店はペルー料理のセビーチェ。
写真だとコーンに隠れて見えないが、この下にキューブ状になった白身魚とサツマイモがマリネされて入っている。中盤、怒涛の肉料理ラッシュがあったが、ここに来て初の生魚である。当然おいしい。
落合南長崎店のビルの真横に気になる看板があった。
これは手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎らが住んでいたあの伝説的アパート・トキワ荘か。だとすれば行くしかない。
おお。これが本物のトキワ荘か。
と思ったのもつかの間、実はオリジナルは1982年に取り壊されていて、現在建っているミュージアムは2020年に開館したものだという。令和に建てられたものだとは思えないエイジングである。
ちなみにトキワ荘マンガミュージアムは本来、予約制だが空きがあると当日でも入れる。この日は運よく入れたが、当時の部屋の再現や展示室など充実した内容になっているので、時間のある日に改めて来たいところである。
完全に余談だが、和室の4畳半はベッドがない分で意外と広く感じるのも発見だった。
21店舗目……ロパビエハ(キューバ共和国)/大泉インター店
脱線続きであるが、本編に戻りたい。
次の大泉インター店は大泉学園駅から徒歩18分である。
大泉学園駅は東映の大泉スタジオの最寄り駅らしく、駅前にはアトムやメーテルの銅像が立ち並んでいた。うっかり手塚治虫の聖地巡礼をしているファンみたいなルートになってしまった。
目当てのロパビエハを注文しようとタブレットを触ると、またしても注文できなくなっていたので、仕方なく冷凍いちごを食べながら代わりにどの店で取るかを思案していたら、ふつうにレーンに流れてきて事なきを得た。
危ないところだったぜ。
ロパビエハはどこか懐かしさを感じる味わいのトマト煮込み。何も知らずに食べていれば、日本のどこかの地方の家庭料理といわれてもしっくりきそうな感じだった。
次の店まで歩いていると大泉ジャンクションを見つけた。
外から見るとこんな感じなのか。
大泉ジャンクションの近くにはプールでしか見ないベンチが置いてあった。
広い意味でここはプールなのかもしれない。
22店舗目……【ノルウェー産】サーモンカルパッチョ(ノルウェー王国)/光が丘IMA店
大泉インター店から光が丘IMA店までは歩いて48分。長かった。
光が丘IMA店は【ノルウェー産】サーモンカルパッチョ。わざわざ頭にスミカッコを付けているくらいノルウェー産というのを押し出している。スミカッコといえば、【推しの子】の【】の部分はどういう意味があるんでしょうか。
光が丘名物の和風のロイヤルホスト。おそらく和食レストランだったところの居抜きなんだろうが、違和感がすごすぎる。むかし千葉で和風のサイゼリヤを見たとき以来の衝撃であった。
次の店舗に向かうため、光が丘公園を突っ切る。
カップルがバドミントンする横で夕焼け小焼けのチャイムが鳴っていて大変にのどかな光景である。自分が子供のころはこのチャイムが流れたら家に帰れと言われていた気がする。
時刻は16時30分、夕焼け小焼けが流れるには早いように思うが、これは地域によってバラつきがあるように感じる。かつて那智勝浦だったと思うが、20時に流れてびっくりした。何を知らせるためなんだ。
23店舗目……ルカイマット(カタール国)/成増店
成増店はドン・キホーテの中にある。
大きなドンペン君がこちらを見ている。
ルカイマットはカタールの伝統的なドーナツ。だばだばにシロップがかかっていて、かなり甘いが、この甘さがとてもマッチしていてよい。
個人的にはココナッツ(ケケ)よりもこっちがおすすめ。
24店舗目……月餅(中華人民共和国)/鶴瀬店
成増から電車に乗って埼玉県の鶴瀬駅に来ました。
次はいよいよ本日9店目。事前にルートを決めていた時は絶対途中で行き詰まると思っていたが、実際にやってみると意外となんとかなるものですね。
鶴瀬店はロードサイト型の店舗。
日曜夜ということもあって、それなりに盛況だった。
鶴瀬店のメニューは中国の月餅。
ここで月餅か。予想外過ぎる。
もっと中華っぽいなにかがあったような気もするが、このキャンペーンのためだけに68種類のメニューを増やすのは、それだけ調達する食材の種類が増えたりするわけで、かなり無理しているんじゃなかろうかと心配になってしまう。
その点、月餅は長持ちしそうだし、調理しないで済むし、ラッキーメニューだ。
店舗ごとに提供する商品が違うわけだから、どこかの店では「うちの店超絶調理めんどいやつじゃん」となっている光景があるに違いない。
月餅を食べきったのは18時半。まだまだ回れそうな気もするが、明日から普通に仕事があるのでこの辺でいったん切り上げよう。
ここまで巡った店舗数……24/32店舗
4日目
25店舗目……ボクスティ(アイルランド)/原宿店
さて、くら寿司を24店舗巡った怒涛の3日間から1日空いた火曜日。続きを進めるためには私はまたくら寿司へと向かっていた。
この日は運よく祝日だったので、残りの8店舗を何としても今日中に回り切りたい。
初日に無念の受付終了だった原宿店に4日ぶり2度目のチャレンジ。
開店直後に行ったが、激混みで受付には行列ができていた。さすが祝日の原宿。「テーブル4時間待ち」と書いてあって、戦慄が走るも、なんとか20分程度で案内されて一安心。
アイルランド料理のボクスティはじゃがいものパンケーキ。中央の黄色いソースはチェダーチーズで、じゃがいもはかなり軽い食感でふわふわしていた。
なんだか休日の朝食っぽさもあり、最終日の幕開けにふさわしい一品だった。これはいいスタートを切ることができたのではないか。
そして、エスカレーターにデカデカと書かれていたクレープも食べねばならない。
クレープは注文すると店の中にある屋台でスタッフが作ってくれ、完成すると取りに行くスタイル。
チョコバナナのクレープは380円(税込み)で、わりとしっかりしたものが出てきたのでテンションが上がった。
ただ一点だけ謎なのが、なぜクレープ生地がピンクなのかということだ。原宿だからピンクなのだろうか。
26店舗目……エリソス(チリ共和国)/渋谷駅前店
続いては渋谷駅前店。三方向からでかいアドトラックが来たときは、世紀末にいる錯覚を起こした。今こんな感じになっているのか、渋谷。
長い時間待つことを覚悟していたが、30分ほどで案内される。
チリの料理・エリソスは刻んだきゅうりと紫たまねぎにウニが入った料理。こういう小鉢っていいですよね。日本酒を飲みたい。
27店舗目……チリクラブ(シンガポール共和国)/川崎溝の口店
神奈川県の溝の口に移動しました。
くら寿司を巡って1都3県、移動距離はどれほどになっているのか。
ここまで巡ってきた中で半分以上は初めて来る駅だが、溝の口はその中でも群を抜いて可能性を感じる。これは絶対にいい街に違いない。こういう駅前に雰囲気のある飲み屋が立ち並んでいる街、好きなんですよ。
晩杯屋と魚がし日本一があるのもポイントが高い。
ちなみに溝の口には「溝の口駅北店」と「川崎溝の口店」があるが、駅北店はすでに獲得済みのパパクリオージャ オガオソースを提供しているので、今回は全力でスルーさせていただく。
川崎溝の口店の一番目立つ看板には「回転寿司」とだけ書かれていた。NHKが経営しているのか。
シンガポール代表はチリクラブ。ソフトシェルクラブを揚げた料理にアレンジしての登場である。殻ごと食べられるカニがすごい好きなので、これはかなり嬉しい。
ちなみに先ほどからリンクで登場しているグルメWatchの記事だが、「くら寿司 万博メニューCOLLECTION」として、商品開発の人に一品ずつインタビューをしている。
正直な話をするとこの記事を読むよりもグルメWatchを読んだ方が情報量が多い。
が、記事も終盤。ここまで読んでいるなら最後まで読んでほしい。
あと5店舗、ギアを上げて行きたい。
28店舗目……ぺスカド・コン・ココ(ドミニカ共和国)/二俣川駅前店
二俣川駅にやってきました。
しばらく東急ゾーンが続くが、ふっとしぶそば(東急の駅そば)に入ってしまいそうになる。別にすしを食べ続けているわけではないし、くら寿司でもそばやラーメンが出てるのだが、王将とかマクドナルドの看板も普段より輝いて見えるから不思議だ。
二俣川駅前店は1F・くら寿司、2F・快活クラブ、3F・ジムという構成。くら寿司と快活クラブは同じテナントに入っていることが多いような気がするが、相性が良かったりするのだろうか。
ドミニカ共和国のペスカド・コン・ココは非常にカラフルな見た目をしている。
この写真だと一見どうなっているか分かりづらいが、ティラピアのから揚げにココナッツトマトソースがたっぷりとかかっていて、おいしかった。
東急沿い、やたら料理がおしゃれなのは気のせいだろうか。
29店舗目……ローストビーフ(オーストラリア連邦)/武蔵小杉店
続いては武蔵小杉店。
駅前はタワマンばかりだが、くら寿司はどんな街にも変わらず同じ顔を見せてくれる。
武蔵小杉はオーストラリアのローストビーフ。
イギリス料理として出てきたサンデーローストとは付け合わせ以外に何か違いはあるのだろうか。まずソースが違うような気はするし、肉も厚いような。個体差かもしれないが。
ところで武蔵小杉店で食べた海鮮ちらしがめちゃくちゃにうまかった。正式なメニューではないようだが、ぜひ見かけたら食べてみてほしい。
30店舗目……アホ(パラオ共和国)/南千住店
場所は一気に飛んで南千住に。近い店舗を連続してとれるようにルートを組み立ててきたが、ここに来て限界を迎えたようだ。
関西の人にわかりやすくお伝えすると、西宮から貝塚に行くくらいの移動があったといえば理解してもらえるだろうか。
ありていに言えば電車で1時間20分くらいかけて東京の南端から北端まで縦断した感じである。
南千住のくら寿司は商業施設の中にある。
くら寿司と移動をひたすら繰り返していると、これってサーキットトレーニングだよな、と段々思ってくる。もしくはサウナだ。
同じことを繰り返すと脳がバグるのか、「ゾーンのようなもの」に入った気がしてくる。
商業施設にあるからか、南千住店は割と混んでいた。
いつものようにカウンターを指定して受付をするも、先にテーブルに案内される。
アホを探すが、またもタブレットにはないパターン。
「とはいってもレーンに流れてるんでしょ」とレーンをひたすら眺めるも、そもそもレーン上に案内のパネルすら回っていない。
回転ずしのレーンは15分くらいで1周するらしいので、それくらいたったところで諦めて帰る。このチャレンジ通しての初の取り逃しだ。思いのほかショックを受けている自分がいて恥ずかしい。
アホ、名前面白いもんな。
「ゆうと君、見てみな、アホがあるぞ。よーし、お父さんアホ頼んじゃうかー」とかやってそうだもんな。
31店舗目……フライドティラピア(中央アフリカ共和国)/足立青井店
青井駅、話には聞いていたが駅前になんにもない。*1あるのはセブンイレブンが2つ。せめて片方はローソンかファミリーマートであってくれ。
足立青井店に到着。
南千住で取り逃がしたアホは千葉の野田まで行けば今日中に食べられるが、そうすると次に行く東日暮里に到達できない。じゃあもう1日増えるのか……などと考えていたらいつの間にか着いていた。
中央アフリカ共和国のフライドティラピアはいつもの紫キャベツ&きゅうりが付け合わせに付いてきた。うまいが目新しさはない。
自分の好みだとペスカド・コン・ココの方がおすすめである。ただ自分の舌が味の濃いものを好きなだけという面も否めないけれども。
32店舗目……コラックラブ(インドネシア共和国)/フレスポ東日暮里店
記念すべき32店舗目はフレスポ東日暮里店。これで「くら寿司が大阪・関西万博で世界の料理を商品化したので、関東で食べられる32店舗を全部巡ってきた。」というタイトルは回収したことになる。
もちろん1品食べられなかったわけではあるが、32店舗は回っているので、看板には嘘偽りなしである。
インドネシアの料理はコラックラブ。
おなじみココナッツクリームに今度はカボチャが入っている。味の想像がなかなかつきにくいと思うが、こちらも言葉にするのが難しい。今まで食べたことない味だが、ココナッツとカボチャの組み合わせは意外と悪くない。
ここまで巡った店舗数……32/32店舗
5日目
アディショナルタイム
ここまで来て32品目を食べない訳にはいかんよね。
ということで、4日後の土曜日に再び南千住へ。
くら寿司を32店舗まわるといういうことは、大体30近い街を足早に巡ったということにもなるのだが、ユニクロとダイソーはまるで自分が監視されているかのごとく至る所にあった。凄すぎる。
まったく変わらない入口。これで売り切れだったら泣くかもしれない。
32品目・最後の料理はパラオのアホ。
このココナッツクリームの中に白玉が入っていて、公式ページでは「南国風おしるこ」と書いてあったが果たして。
食べてみると確かに納得で、ココナッツクリームのあまみを上手く白玉が受け止めていてちょうどよかった。
まとめ
1970年の大阪万博をきっかけに、国内に広がったと言われている回転寿司だが、55年を経て、国民食となった回転寿司が世界の料理を引っ提げて万博会場に凱旋する。
これだけでストーリーが出来過ぎている気がしないでもないが、さらに万博に参加予定の国と地域を代表する68種類もの料理を再現するというのは荒業が過ぎないか。
各国がどんなパビリオンやイベントを出すのか期待を胸に抱きつつ、近所のくら寿司でどこかの国の料理を食べてみるのもまた一興だろう。全メニューと販売店舗はHPで公開されているのでそれを参照されたい。
ちなみにくら寿司は東日本エリア、西日本エリア、九州・沖縄エリアでメニューが分かれているので、今回登場しなかった残りの36メニューは西日本/九州の店舗を回るか、万博会場に行くしか食べることはできない。
今回、紹介できなかったメニューにはトルコのケバブやサンマリノのピアディーナスリランカのキリパニ等々、バラエティーあふれるメニューが控えてる。
気になった人は全国のくら寿司を回ってみてはいかがだろうか。全国を回るのがしんどい人はぜひ万博会場でその味を確かめてみてほしい。